【評価・感想】”入社一年目の教科書”から学べること

読書

初めに

今回は,ぜひこれから社会人になる方や若手社員の皆さんに読んでほしい本「入社一年目の教科書」を紹介していきます.

会社で活躍・貢献したいが,仕事の進め方で悩んでいるという新入社員や若手社員の方々は多いと思います.そんな社会人になりたての方々に,長く読まれてきた本が「入社一年目の教科書」です.

仕事の進め方に悩んでいる若手社員の方,今一度仕事のやり方を見直したいベテラン社員の方どちらにもお勧めできる作品です.

入社一年目の教科書ってどんな本?

「入社一年目の教科書」は本のタイトルからもわかるように,入社して間もない人・これから社会人となる人達に向けて著者の体験をベースに書かれた本です.
仕事を進めていく上で必要な原則や社会人として身につけておくべきスキル・考え方をそのポイント毎に簡潔にまとめられている本です.著者体験や考え方を交えながらそのポイントが必要な理由が書かれているため理解しやすく,一つ一つのポイントをさっと抑えることができます.
著者の方は岩瀬大輔さんでコンサル会社キャリアを積み,ライフネット生命保険の立ち上げ,代表取締役になった方です.そんな岩瀬さんのコンサル時代の上司・尊敬する経営者の方々からの教えや,もちろん岩瀬さん自身から教えをこれから社会人として活躍する皆さんに対して体系立ててまとめてくれているのがこの本です.

私自身この本を読んでみて,新しい学び・再認識したことが多くありました.
実際に上司から学んだようなことも含まれていましたが,その学びの大切さや新しい視点を得ることができました.
学びになったポイントはすぐに読み返せる状態にしており,今でもたまに見直すようにしています.
ここからは私自身が「入社一年目の教科書」を読んでみて特に学びになったポイントの一部を紹介していきたいと思います.

特に学びになった教えを紹介

50 点でいいから早く出せ

仕事は総力戦であり,より良いものをスピーディに出すことが求められます.
綺麗にまとめ上げようとして時間がかかってしまうよりも,早い段階で見せてどんどんアウトプットをブラッシュアップしていくことが仕事では大切です.

私自身綺麗に出来上がった状態で見てもらいたいと以前は考えていましたが,現在はなるべく早くアウトプットを見せ,イメージを擦り合わせたり,ブラッシュアップしてもらうようにしています.

「なんのために」で世界が変わる

上司から仕事を頼まれた際,すぐに作業に取り掛かってしまうことってありますよね.
どんな時も与えられた仕事が何のために,いつまでに必要かを必ず聞くようにすることが仕事の上では大切です.上司がプレゼン用に使うインプットとしての資料なのか,お客様への提案資料なのかなど,資料作りはその利用される場面によって求められるものが変わってきます.
いつまでに必要かだけでなく,なんのためにという部分を必ず確認し,さらに,自分なりの付加価値をつけれるようにしていきたいですね.

会議では新人でも発言せよ

会議に参加しても何も発言せずに終わってしまうことありますよね.
会議に出席したなら,何らかの形で貢献するのが社会人としての務めです.
若手社員でも上司の持っていないような新鮮な目線や現場だからこそわかることなど伝えられることがあります.
上司は正解を求めているわけではないので恐れずに発言することが大事です.(でも,発言することは勇気がいりますよね…)
何も発言できないような時は,せめて議事録を取るなりしてとにかくチームに貢献しましょう.

本は速読するな

早く本を読み,理解する方法などに目が向いてしまう自分にとってこの教えはとても参考になりました.
本を読むこと自体が目的ではなく,そこから学ぶことが大切です.本を一気にたくさん読むことよりも一冊の本をじっくりと読み,何か一つでも学びになることを得られるようにしましょう.
また,何事も復習が大事ですので,学んだことや感想などを本を読んだらつけるようにしましょう.(この教えが理由で本記事も書き進めてます笑)

感動は躊躇わずに伝えよ

ビジネスの現場であろうと相手は人です.感動を覚えるようなことがあればそれを素直に相手に伝えるようにすることはお互いに気持ちよく仕事をしていくために大事なことです.ぜひ実践したいですね.

苦手な人には惚れ力

どんな人でも苦手な人っていると思います.苦手な人と働く時にもストレスを感じないようにするための方法が”惚れ力”です.相手の苦手・嫌いな部分は特徴として捉え,強み・得意なことを見つけてそこにフォーカスすることが大切です.どんな人でも好意を邪険に扱うことはしないと思います.苦手な人に対して,ぜひ惚れ力を駆使して良いコミュニケーションが取れるようにしていきたいですね.

チャンスを掴めるようになれ
仕事はここぞという時のための準備

この二つは教えの中には出てきません.しかし,本全体を通じて著者の伝えたいことの本質だと感じました.どんな仕事に対してもチャンスを探し,見つけたチャンスを逃さないように最後までやり抜くことが仕事で活躍していくためには重要です.また,その見つけたチャンスをうまくものにするための準備も同様に大切です.

最後に

本の中でも紹介されていますが,社会人としての最初の勝負どころは入社して最初の仕事や部署が変わって最初の仕事です.
本書をじっくり読み,糧として最初のチャンスをぜひ自分のものにしてください.

 

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